置換化石とは何かという説明や、置換化石ができる条件を紹介しています。
貝の化石についての情報をまとめています。貝の化石の種類やでき方、その価値などに興味がある人は参考にしてください。
生物が化石として残る確率というのは極めて低いです。ですが貝のように保存性の高い殻に覆われているかつ、生息数も多かった生物の場合化石として残りやすいのです。
などは良く知られている貝の化石の種類ですよね。リンク先でそれぞれの化石の詳細を解説しているので参考にしてみてください。
長い時間をかけて殻の部分が周りの鉱物と置換することで化石となります。ビカリアに関しては内部がケイ酸で置換されてできた化石を「月のおさがり」などと呼んでいます。
現生種とよく似たものも多く、その生物の対比からその化石が堆積していた地層の当時の環境を推察することができます。(示相化石としての価値がある)
例えばアサリの化石を発見するとします。アサリは浅い海に生息しているので当時その地層は浅い海にあったと推察できます。
今度はシジミの化石を発見するとします。シジミの生息環境は河口や湖に限定されますので化石が発見された地層は淡水域であったと推察することができます。
そこからさらに他の推察も立ちますし、貝の化石がでるというだけで古生物学的価値が非常に高いといえるのです。